【第65回】ティーチャーズクライシス

読書日記更新が1カ月ぶりとなることに衝撃を受ける。

3月も4月も、授業とかとか忙しくて、言い訳でしかないんだけど、本が読めない日々が続いている。

(記事はめっちゃ読んでいるし、映画もめっちゃ見るけど)

 

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今回読んだ本は妹尾昌俊さんの著書『教師崩壊』

読むきっかけはTFJイベントに妹尾さんが登壇されていたから

 

現在の学校現場で起きている実態を「ティーチャーズクライシス」と呼び、

第1章から5章までかけてそれぞれを解説している。

ただの個人の体験談(=真実)にとどまらず、データに基づいた「事実」を書いている本であった。

 

ちなみに5つのクライシスとは、

1.教師が足りない

2.教師の質が危ない

3.失われる先生の命

4.学びを放棄する教師たち

5.信頼されない教師たち

 

データに基づいているのは確かにそうだった。

しかし、エビデンスと呼ぶには審議が必要なデータも多く、データからの解釈も如何ものかと思うものも見受けられた。

ただ、多数のデータを参照していることは事実であり、ただのエッセイになっていなかった点は評価したい。

 

 

教師のおかれている現状はやはり厳しく、本を読んでいて、気分が沈む。

ただ、現状から目を背けるわけにはいかず、本を読み進めていった。

 

 

本を読みながら様々考えることはあったのだが、それはまたの機会に。

私と話しましょう。声かけてください。

 

 

なお、crisisには「重大な変化が起きる転機」という意味もあるそうです。

この本を読んで教育業界の実態が多くの人に伝わればいいなあ。

 

 

ネタバレを避けるために今回はこの辺りで。

 

ーーーーーーーーーーーーー5/4加筆ーーーーーーーーーーーーーーー

さすがに内容が薄くて抽象的過ぎたので加筆

各章の学びや思ったことなどを書いておく

 

※なお、ネタバレを含むので注意※

 

第一章 教師が足りない

教採倍率⇘の1番の原因は採用数が急増しているから

             ↑大量採用された教員が定年退職した

 

ここ5年くらいで教採を受けた人

小学校では既卒

中学校は新卒既卒共に⇘   

⇒これ聞いたことあった

 

        ・養成課程に問題   ⇐採用されてから頑張るならOK

 

教師の質の低下 ・優秀な人材が離れる ⇐体感としてはあるね

        ・間口が広がった   ⇐うーん、、、?

 

講師が見つからない

・産休や育休

・クラス分けして授業したい

⇒時代の流れと逆行していて辛いね

 

第二章 教育の質が危ない

国際成人力調査(PIAAC←大人向けOECD調査

⇒初耳

国際成人力調査(PIAAC):国立教育政策研究所 National Institute for Educational Policy Research

 

OECD国際教員指導環境調査(TALIS

⇒初耳

OECD国際教員指導環境調査(TALIS):国立教育政策研究所 National Institute for Educational Policy Research

 

日本の教育政策は世界的な潮流とフィットしている気がする

↔中身が伴っていないのが現状 ⇒いずれ追いつく、、、?

(ソースは昨年改訂された新学習指導要領)

 

教育社会学者の刈谷則彦「忖度する主体性」

⇒それあるなあ! 初めて聞いた方だったので調べてみた

【苅谷剛彦】教育改革にひそむ「主体性」「平等主義」という名の落とし穴:朝日新聞GLOBE+

 

第三章 失われる先生の命

2016 電通の新入社員 高橋まつりさんの自殺(過労死)

→社会的に注目 →国の働き方改革が進んだ

⇒確かに、この頃からだ

 

病気休職

病気休暇(上限90日くらい

⇒教師にそんな制度あるの知らなかったんだが、、、

 

第四章 学びを放棄する教師たち

ブラック校則はヒドゥンカリキュラムの悪い例なのではないか?

「ヒドゥンカリキュラム」とは、教育課程には入っていない(=教えることになっていない)けど、教師の言動によって児童生徒が勝手に学習してしまっていること

 

ワークエンゲージメント

・活力

・熱意

・没頭

⇒初めて聞いた これ面白いな

ワークエンゲージメントとは?「尺度、意味、定義や経営に与える影響」 : 富士通Japan株式会社

 

第五章 信頼されない教師たち

2019.10 神戸の教員間暴力問題

⇒記憶に新しい方もいらっしゃるだろう

私も東京にいた頃テレビで見ていた

 

”指導死”

 

第六章 教師崩壊を食い止めろ

教員の正規の勤務時間は1日7時間45

 ↓ 【変形労働時間制】

4月忙しい時期に勤務時間を8時間45分~9時間にすることで、

8月の夏休みにまとめて休みを取る

⇒ちょっと前にこの話が流行ってましたね、署名活動とか

調べてみると2019年のことだったみたいで、その後この法案が通ってますね

学校現場はどんな感じなんだろう?

 

ピータードラッカー

「優先順位の決定<劣後順位の決定」

  (易しい)   (難しい)

⇒これは学校現場もすべきだけど、今の私にも十分刺さるな

 

本を読んでいての私の考えはこれ!

やろうとしている教育は悪くない

やるべきことが増える(難しくなる)←時代的にしゃーない

   ↖       (スマート化するべきことはあるとして)

    リソースの投下

 

Missing Link

⇒初めて聞いた

教育改革で見過ごされがちなつながり―The Missing Link - Books for Teachers

 

コロナ禍の休校で「学校のあることのありがたさ」を実感

 ⇕

社会が学校に様々なことを任せていたことに気が付く

⇒本当にこれだな

この機会に少しでも学校現場がよくなることを祈るとともに、できることをしていきたいと思うところです。